予報官

雨蛙鳴いて降雨や名にし負ふ

雨蛙とはうまく言ったもので、雨が近づくとギーコギーコと鳴いて知らせてくれる。

今日の予報は雨だったので外出を控えたのだが、午前中は快晴、午後は曇りで全く雨の気配がない。
午後9時になってようやく一匹が鳴いたなと思ったら、数分もしないうちに雨がやって来た。

庭の蘭の棚を住処とする雨蛙は依然健在である。

雨を待つのは

隠れてるつもりの葉陰雨蛙

雨蛙というのは周囲に合わせて体の色を変えるとか。

ここ2,3日、シンビジュームの葉に葉の色そっくりな雨蛙がじっと動かないでいる。
シンビジュームには2日に一度くらいのわりで水をやっているので、居心地がいいのだろう。
家の周りには池や田はおろか水のある場所はないので一体どうやってきたのか不思議でならないが、せっかくの客人である。明日はまたたっぷり水をプレゼントしてやろうと思う。そしたら歓喜の鳴き声を聞かせてくれるかもしれない。