原体験

粒揃ふ保証ありなく青葡萄

今年は真面目に取り組んでいる。

葡萄棚での栽培である。
10年ほど前に苗を庭におろして以来、毎年実るころが近づくとコガネムシに裸にされ光合成不足から実どころか木さえも育たなかった。昨年は心機一転これを掘り起こし短く仕立てたものを鉢で育てることとした。一年目は枝を棚に這わせるのが目的の栽培。
今年はそこから実の生る枝が順調に伸びて、うまくすれば何個か房がなるのではないかと期待している。
今はまちまちであるが粒が1糎弱ほどにまでに膨らんできた。
無事に9月が迎えられるように祈るような気持ちである。
ここまで葡萄にこだわるのは、幼少時葡萄苗を植えた家を家庭の事情で離れざるを得なかったという原体験があるからかもしれない。当地へ来る前の家では棚がシロアリにやられて崩壊。今度こそとひそかに期しているのだが。

葡萄の産地

雨除の棚に新種の青葡萄

信貴山麓に葡萄畑がひろがる。

市民菜園からも近い。
ビニールで覆われた棚で大事に大事に育てられている。
山の反対側、八尾から羽曳野にかけての山裾も古くから葡萄の産地。
気候が合っているのか、土壌がいいのか。毎年異常なほど暑い地域でこれからもやっていけるのだろうか心配になる。