二上山の見えて葛城山
( よなぐもり
黄砂だ、Jアラートだと朝からかまびすしい。
さいわい黄砂は思ったよりはたいしたことはなくて、この程度の埃なら春にはしょっちゅうあるというくらいで拍子抜けである。お隣などは盆地はこんなものとばかり洗濯物、蒲団なども外干しで問題なさそうである。
黄砂は明日には落ち着くということで、今回の大騒動も一段落だが、問題はJアラートの精度である。というより、我が国の防空システムの脆弱性であろう。本土直撃かと脅かして、結局はFEZ外だったとは。こんなていたらくで空を守れるのだろうか。
むしろ北朝鮮の方で何発撃っても間違っても日本本土には落とさない精度の高さこそ脅威である。この数年民の腹すら満たさずひたすら開発に血道を上げてきた言いしれぬ恐ろしさを感じる。
国の安全を米軍におんぶに抱っこで、すっかり平和ぼけしてしまった国のままでほんとうにいいのか。
二上山はおぼろげながら容はしっかり見えたが、その奥に見えるはずの葛城山は黄砂のカーテンで閉ざされていた。ということは視程5キロ以上、10キロ未満という一日だったろうか。