柿落葉蹴って散歩へ犬逸る
柿を観察していて分かったこと。
「結果枝は結果母枝より早く紅葉し、早く落葉する」
実の生らなかった枝の葉は、先に落ちた葉が一様に茶色に変化するころにようやく落ちるようだ。
落ち葉は窯変さながらに、葉ごとに微妙な模様な描きながら、しまいには同じような茶というか、錆色というか土に同化していく。
もともと厚い葉なので、落ち葉が積もると意外に嵩があり、手で触れたり足で踏んだりするときの乾いた音が耳に心地よい。
柿落葉を句に詠むには、このような、色や模様、嵩、音、手触りなど五感の要素をふんだんに含むのでイメージが膨らみやすい部類に属するかもしれない。
佳句は、犬がリードを強く引っ張って散歩へ駆け出そうとする様子を詠んでみた。荒い息を掃きながら、勢いよく葉を蹴りだす音が聞こえるだろうか。猟犬なら、もっと面白いのだが黄が重なるので
我が家のは食べた後の種を埋めたひょろりとした実のならない柿ですが一葉一葉染まり具合が違い楽しめます。
昨日はお気に入りの一枚を玄関先に飾りました。
柿落ち葉の変化面白いですね。
更に観察してみます。
いつ散るか不安げな柿の葉ですが、寂びた風情は玄関によく似合いそうです。
実の生った枝は葉に十分栄養がゆかず、それで先に紅葉,落葉してしまうのでしょうね。
今年伸びた若い枝にはまだ青い葉がついています。
柿についてよく観察しておられますね。さすがです。
柿は新芽-若葉-小さな花-小さな実-赤い実-柿紅葉-柿落葉-残った赤い実、、、、と年中姿を変えて楽しませてくれる。鳥たちにとっても貴重な食べ物なんでしょう。
木守柿も最近見かけるのは少なくなりました。
まったく放置されたままの柿は各処で見かけますけどね。
その木守柿も熟れてくるにしたがい、熟れた部分から無くなってきます。雀などは来ないようで、いまのところ鵯がつついています。
メジロはまだ、降りてきてないようです。ジョウビタキは目撃しましたが。