丸眼鏡かけて

褞袍着て物書きにでもなった気分

「どてら」。関西では「丹前」が通称とか。

かつては、自宅はもちろん、宿でも寝間着の上に羽織ったりして旅情があったものだが、今やもう、よっぽど山深い湯宿でくらいしかお目にかかれなくなった。
家も随分よくなって、すきま風は入り込まないわ、暖房がよく効くわで、重たい綿のどてらなどとうに駆逐され、フリースやダウンの部屋着にとって替わられた。

伊豆の宿などで、丸眼鏡に褞袍着て炬燵にでも入って落ち着こうものなら、ちょっとした文豪気分にひたれるかもしれない。

“丸眼鏡かけて” への2件の返信

  1. 当地では半纏 と言う人が多いです。
    最近これを着る人は少ないですね。
    子どもが幼いころは家族全員がこれで冬を過ごしました。
    まだ押し入れのどこかに眠っているような気がします。

    1. 半纏というのは腰までのものを言うのではないですか?いわゆる「綿入」ですね。
      団欒ともなると家族全員が半纏でした。お尻まであるので坐っても腰をカバーしてました。

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