呑気にみえて

そぼ降りて羽撃ちしてみす浮寝鳥
浮寝鳥周遊船の波こなし
渡し場の跡と伝えて浮寝鳥
大淀の湾処たのみて浮寝鳥

「浮寝鳥」。水鳥の中でも蹼をもった部類のイメージがあるがどうなんだろうか。

鴨の動きなど見ていると、じっとしているように見えて実は水面下では足を動かしていることが多い。
浮寝とは顔を羽の中に突っ込んで、まるまったまま寝ているように、ただ浮かんでいることをいうが、動物のことゆえほんとうに寝ているわけではあるまい。天敵から身を守るためにも、不寝番役を仰せつかったのもいるはずで、果たしてどれがそうだろうかと目をこらしても分からない。
みな眠っているようでいて、雨など降っていればときに立ち上がるように羽撃ちするすがたを目撃することがある。

湖、川などを想定しての習作。まだまだ推敲が必要だろう。

“呑気にみえて” への2件の返信

  1. そう言えば最近水鳥をみかけません。
    毎日橋の上から川を眺める習慣がついているのですが殺風景そのもの。
    一体みんな何処へ行ったのだろう?

    鳥と言えば名古屋の東山動物園の鳥たちが殺処分されたり可哀想なことに。
    絶滅危惧種が鳥インフルに。
    冬休みそしてお正月と言うのに今のところ年内休園、さらに長引くかも・・・

    1. 東山動物園ではそんなことが起きてるんですか。動物園はどこもぴりぴりしてるんでしょうね。人知では制御不可能なことがどんどん増えているような不気味さが地球を覆ってます。

      鳥の姿をみないのは、そこが棲む環境にない、例えば餌がない、天敵などいて危険とかあるんでしょうね。

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