野鳥の警告

水湛へ餌場となせる冬田かな

「冬期湛水」という。

冬から春にかけて田に水をはっておき、雑草を抑えたり、稲藁などを使った肥料、堆肥効果が期待でき、また春耕の手間を軽減するなどが期待できる。
水を張ったままの田を「冬水田んぼ」といい、開発によって失われた湿原の代替として渡り鳥などの餌場とする運動も行われている。
この農法を積極的に展開している例として、近畿では福井県若狭町の冬水田んぼ農法などがあるようだ。

昔から雁は「かりがね」とも呼ばれ、各地に飛来しては人々にも馴染みが深く和歌にも多く詠まれてきた。ところが、明治維新後、乱獲や経済活動の拡大による開発によって絶滅寸前にまで追い詰められ、今また地球温暖化によって生息環境も脅威にさらされようとしている。
雁が見られるのは北日本を除けば日本海側に多く、温暖化で中継地、越冬地とも北限が上がっているとも聞く。ただでさえ観察する機会が少ないのに、生息地がピンチとなれば淋しい話だ。

“野鳥の警告” への6件の返信

  1. 「奈良暮らしから」模様替えですね。15年の長丁場も三分の一は過ぎましたかね。気分一新ますます頑張ってください。私もお付き合いできるよう元気でありたいと思っています。

    「冬水たんぼ」サイト見せていただきました。やはり工夫と努力ですよね。当地の田んぼなどやる気がないのか力がないのか、稲刈りしたら田植え前まで半年以上も放ったらかしですもんね。これじゃダメでしょう。

    1. wordpressのバージョンアップに合わせて、気分転換してみました。文字がやたらでかくて読みにくいかと思います。スマホでは逆にすっきりした仕上がりになってます。

      冬水田んぼも手間がかかるみたいですね。自然との調和に協力する人たちによって支えられているようです。

  2. すっきりとした画面になりましたね。
    はじめちょっと戸惑いましたが、昏い地に白文字というのもいいですね。
    文字が大きく浮かび上がってくる感じです。
    少しずつ変化しながら続けていってくださいね。
    毎日ずっと句作りされていることに感心しています。
    どんなことでも真面目に続けていれば実りは必ずありますよね。

    1. 以前のものには愛着がありますが、これもまた慣れてみればいいかもしれないのでしばらく続けてみます。
      体裁を変えた途端、なかなか句が浮かばなくて四苦八苦してしまいました。それじゃ、だめじゃん!

  3. 最初ページを間違えたかなと思いましたが慣れてみるとかえって黒い画面から浮かびあがって見やすいです。
    今後とも長いおつきあいをよろしくお願いいたします。

    1. いつもおいでくださいましてありがとうございます。おかげで何とか続けられています。キヨノリ君が言うように目標の三分の一ほどには達したでしょうか。あと十年、題材尽きないよう頑張れるかしら。

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