登校の列の乱れて初時雨
朝起きたら、どうやら時雨が通り過ぎていくらしい。
登校の子供たちが、集合地点からまちまちに家へ戻るのは雨が降り出してきたらしいと分かる。やがてとりどりにカラフルな傘をさして戻ってきた。
目を盆地にやれば、中央部から東部にかけて時雨が通過しているようである。いわゆる冬の通り雨である。
関東にいるときはめったに時雨というものには遭うことはなかった。もし佐藤春夫が東男だったら「しぐれに寄せる抒情」も生まれなかったかもしれない。冬季からっと晴れることはまずない京都はじめ当地だからこそ珍しくなく見られる現象で、だからこそ歳時記にもとりあげられたと言っていいだろう。
いまだに、歳時記は京都を中心とした近畿の四季に応じた事物や行事などが多く、近代になって幅広い季語が採用されるにいたったが、歳時記の中に多く採用されているさまざまな年中行事がいまだに守られてきているのはやはり近畿だと思われる。長く関東に住んだ人間には、想像することさえ難しい季題というのはハードルが高いものだ。
当地は初雪がちらりと降ったらしいですが実際には目にしませんでした。
昨シーズンよりも33日も早いとのことです。
一時的な霙のようなものですがさすが今朝の冷え込みは厳しかったです。
奈良市では初雪があったそうですが、当地ではとくに。
今朝は初氷です。水道栓は大丈夫。今日からしばらく寒さが和らぐらしいですが。