寒入り

上弦の月は雲間に寒に入る

風呂場にいると僅かの気温差が分かるものだ。

今日は寒入りだが、特別寒さに震えることはなくゆっくり体を洗うことができた。
雲が空気を逃がさないでいてくれるのだろう。
ただ、明朝は冷え込むというから、今夜まだ覆っている雲が晴れて例の放射冷却が起きるんだろう。

“寒入り” への4件の返信

  1. 今朝は冷え込み洗濯物を干す手が久しぶりにかじかみました。

    さあ、これから初稽古に備えて書き初めです。
       寒の月白炎曳いて山をいづ (蛇笏)
    初句の「寒の月」を近代詩文調で書きます。
    月の字はシャープな三日月のイメージが良いと思うのですが如何でしょうか?

    1. 蛇笏の句ですから、「冷徹な美」にかなう三日月はいいかもしれません。甲斐国に住んで、人一倍空・天を詠むことが得意だった詩人ですから、新春の清明な気分のうちにお稽古するのもいいですね。

  2. 上弦の 月は雲間に 寒に入る

    好い句ですね。
    蕪村の名句、「月天心 貧しき町を 通りけり」に
    なにか通じるような句です。

    余談ですが 小生の今年の賀状には山頭火の
    「風を歩いてきて 新酒いっぱい」を書き添えました。
    動きを感じ、色が見えて来る、
    そんな作品が好きです。

    きままな follower ですが
    今年も楽しませて下さい。

    1. あけましておめでとうございます。
      蕪村も山頭火の句も、間がたっぷりとある好句ですね。「ものを描いてものに語らせる」。いつかそんな境地、極意に達したいものです。
      今年もお暇なときにのぞいてご批評ください。よろしくお願いします。

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