蝋梅の一木で足る甘さかな
探梅の道につんと香りがある。
蝋梅である。それも、日陰がちな場所でやせ細った枝ばかりであるが、香りの強さは変わらないようである。
思わず近寄って枝を顔の前に寄せてみる。なんとも甘い香りだ。年の暮れから始まって間もなく寒が明けるという時期まで随分花期は長い。
肝腎の梅は半分ほどほころんでいるのもあれば、まだ蕾のものも。ただ、蕾といってもいくぶん膨らんできているような気がする。
今日の鳥は、モズ、エナガ、シメ、イカル、ツグミ、鶯、ルリビタキ(ただし、雌)、メジロなど。水鳥は先日に同じ。
今年初めてご近所さんのお庭で梅の花を見ました。
五分咲きぐらいでしょうか。
老夫婦お二人のお宅ですがここ数年顔を合わせたことがありません。
その為か南向きの狭い庭の木々が重なり合いびっしり、剪定もされずに荒れ放題。
白い梅が一際目立っていました。
放置されたお屋敷というのは寂しいものです。近くの住宅団地にも多く見かけます。処分もされない、息子・娘世代も引き継がない家屋敷がますます増えるのでしょうね。うちもいずれ同じに。その前に始末しなきゃ。
ここ最近寒暖が極端で振り回されてしまいますね。
蝋梅の匂いは強烈、一本でもしかもかなり遠くからでも匂ってきます。早咲き遅咲きはあるようで、いつも注目している一本は未だに蕾固しです。
野鳥の種類がすごい、きちんと見分けられるのも大したものです。野鳥観察、楽しんでください。
蝋梅にも品種改良されたものが増えてるんでしょうか。年内から咲き始めるのがあって驚いてます。昔は、年を越して一月から二月にかけてが相場だったと思います。
探鳥ファンはこの時期多く、いろいろ教えてもらいながら覚えています。散歩の足が停まるのもまたいいものです。