冬の香

香の拠る処答へていはく柊と

風に運ばれてくる香にはっとする。

お隣さんから、花の名を訊かれた。
地味な花ながら強すぎることなく、かといって決して貧弱でもない香り。へたな香水なら、長く嗅げばクラクラとしてしまうが、これは上品な香りである。
香しいが控え目な匂ひ。春の沈丁花、夏の山梔子、秋の金木犀はそれぞれの季節を代表する香りだが、冬の花柊こそ好ましく思う。

“冬の香” への2件の返信

  1. 今朝一番ピリッとした空気の中、柊の花の香りをかいでみました。
    なるほど、今の季節にふさわしい品の良い香りでした。
    花の一枝を切り取り小さな一輪挿しに挿してみたら玄関に香がほんのり。

    昨日勤労感謝の日、休日勤務から遅く帰宅した家人のうれしい報告。
    会社代表として岐阜県瑞浪商工会議所から永年勤続で表彰されたとの事。
    愚直過ぎるほど真面目で正直が報われたのか・・・

    1. それは、それは、おめでとうございます。
      永く職にあるという素晴らしさ。
      ただのサラリーマンで終わった私に比べれば羨ましいような。

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