和の演出

水景の一点景の石蕗の花

庭園の枯れた水景がぽっと灯ったように見える。

石組みだけであたかも水流のように演出した造りのところどころのほとりに石蕗の花が咲いている。
この季節、無味乾燥な石組みの水景に生きているのは石蕗の花だけであるが、この花によって水景にまるで水が流れているかのような演出効果をもたらしているのである。
無機物と有機物が醸し出したいかにも日本的な光景である。

“和の演出” への2件の返信

  1. 日本的と言えば今日もっとも日本的なものに出会ってきました。

    京都博物館、佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美です。
    後10日余り、急がないと終わってしまいます。
    そういえば正倉院展は今日で終了とか・・・
    絵巻に歌に書にドラマがあり二度とこの展示には出会えないかもしれません。
    前もって図録を取り寄せ車中でも文庫本を一冊読んで予習をしたおかげで作品に集中できました。
    大きさや表具の仕立てなども実際に見ると特別なものがありました。
    展示替えで小野小町がなかったのは残念。
    女流歌人はさすが華やか、小大君は人気の的でした。
    この歌仙絵は奈良の大和文華館の所蔵ですからほだかさんも観られたことがあるかもしれませんね。
    思ったよりもお天気に恵まれ紅葉の始まった京の街を散策し初めて京都タワーにも登りました。
    今日の歩数は久しぶりに一万歩越。

    1. 美術展見て一万歩とは、よほどいい気分だったのでしょうね。私も今日は好天気と素晴らしい櫟、樫の黄葉に恵まれて、おまけに大鷹の舞いを心ゆくまで眺められてルンルンです。

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