グラデーション

初時雨もみじ葉流る佐保の川

朝のうちほんのいっとき冷たい雨があった。

庭の紅葉が見事に色づいて、小葉団扇楓は枯らしてしまったが板屋名月が日に日に本来の紅葉ぶりを発揮して、玄関に出るたびに楽しんでいる。
わずかに雨をのせた葉はしっとりとグラデーションの美しさが際だってきて、あと数日で散る最後の命の輝きを見せてくれている。
佐保川の桜紅葉も今年は見事なもので、川面にもちらほら散りかけているようだ。

“グラデーション” への2件の返信

  1. 小葉団扇楓とはモミジの種類ですか、調べてみたら実にきれいでした。
    今年は早いうちから寒暖差がきつかったので紅葉がきれいに色づいているそうですね。
    私も秘密の基地へ山紅葉を観に行かなくっちゃ・・・

    2002年ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊さんが亡くなられた。
    小柴さんとはその翌年にお会いした思い出がある。
    東京のあるホテルのロビーで偶然お目にかかった。
    割と物おじしない私はお祝いの言葉とともに握手と記念撮影をお願いしたら快く受けてくださった。
    今、その写真を眺めながら気さくで好々爺然としたお姿を懐かしく偲んでいる。
    唯一自慢できる私の思い出である。

    1. 小柴さんの言行録からすると、大変ユニークだけどそれがネガティブな意味ではなくてポジティブなことからファンが多いとか。
      基礎研究を軽視して目の前の結果ばかり求める今の風潮からはこのような人は生まれてこないことを憂います。

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