小宇宙

こめつきの糞のまさをの大根畑

間引きをかねて大根を引いてみた。

大きくはないが着実に、そして健康に育っているようで葉が青々としている。
引こうとして気がつくと、新しい葉がつぎつぎ生まれてくる中心近く、葉の色よりはるかに濃い緑の、これまた健康的な虫の糞がのっている。柔らかで健康な大根の葉だけをたんまり食べて、葉よりも濃い翠である。
これら小さな動物たちの糞も糧にして、畑の微生物が育ち、それが土壌を豊かにする小宇宙が形成されて、それがまた大根を太らせるのだ。
水道で洗い流して葉っぱごといただいた大根葉の浅漬けのなんとうまいこと。

“小宇宙” への2件の返信

  1. 虫の糞が土壌を肥やす、小さな虫であっても貢献度は大。
    昔の田舎の野菜は虫食いだらけでした。これも一種の食物連鎖でしょうか?

    1. 昔から蚯蚓は土を肥やすと言われてますね。いろいろなものを食べてその糞が微生物に分解され土の栄養になってゆく。
      森や林は肥料がなくても草や木が育ちます。土地に適合したそれぞれの生きものによって、それぞれの生態が形作られていきます。
      この循環を断ちきって堆肥や堆肥やらを鋤込み、人間に都合のいい土を作ってきました。それを維持するために、耕しては堆肥を鋤込み肥料をばらまく。そんな農業もかつてはすべてをその地方でまかなってきたので、それなりの持続的で循環的な営みが保たれてきたわけですが、効率化という名目で持続的な農業というものが維持できなくなってきて、果てしもなく地球の資源を食いつぶし地球環境を壊すようになってしまいました。
      人口爆発もくわわって、このままでは地球が何個あっても足りなくなるといわれています。
      お題目のようにカーボンフリーを唱えてさえればいい時代は終わりました。もう実現に向けて国家を挙げて取り組む問題です。GoTo一辺倒の貧相な政治ではますます日本は取り残されます。

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