ご奉仕

長尺のはたきに寺の煤払

興福寺、薬師寺など御身拭のニュースが相次ぐ季節となった。

歳時記にある「御身拭」は、4月19日京都嵯峨の清涼寺で本尊の釈迦如来の仏身を浄める儀式をさすが、一般には春や年末など諸物を浄める行事をさす。
実際に見たことはないのだが、ニュースでは大仏さんなどはまずおごそかに魂抜をしてから作業に入るようである。
重文クラスの仏など相当に気を配らなければならず、見ているよりは大変なご奉仕とも言える。

“ご奉仕” への6件の返信

  1. 昔は一般の家屋でも年末になると笹竹で煤払いをしたものですが今や神社仏閣の行事として見られるぐらいです。
    有名なお寺さんの多い奈良や京都ではそれに携わる人も毎年のこととは言え大変な奉仕作業なんでしょうね。

    1. 大寺では僧侶が行いますが、なかには講のような団体の方々が奉仕という形でお勤めするところもあるようです。

  2. 「歳時記にある「御身拭」は、4月19日京都嵯峨の清涼寺で本尊の釈迦如来の仏身を浄める儀式をさすが・・・」
    ほだかさんは、何でもよく知っていますねぇ。”奈良博士”かなと思ったら、京都まで! それも懐かしの清凉寺のことまで。
    四条大宮に住んでいた少年期、嵐電で、しょっちゅう嵐山に行ってました。駅を降り、渡月橋と反対をまっすぐ歩いて行くとドンツキにこの清凉寺があります。東映映画に出てくる浅草の観音さんは、この寺でロケしたもので、確かに本堂は良く似ています。仏さんが国宝になって有名になってから、エラク格式の高いお寺さんになりましたが、当時は、境内は子供の遊び場で浅草寺同様、庶民的な雰囲気いっぱいのお寺さんでした。
    余談ですが、この辺りが好きで、余裕が出来た歳になって、両親の墓を、清凉寺の裏山、二尊院近くの尼寺に、移しました。

    1. 清涼寺といえば、例の源氏卒業旅行で立ち寄ったところじゃなかったでしょうか。
      社寺というより公園のような雰囲気が素朴であったような。間違ってたらごめんなさい。
      好きなエリアにご両親のお墓があれば、遠くても訪れる機会が増えて親孝行になりますね。

  3. 清凉寺、懐かしいですね。
    あれからもう6年になるでしょうか?丁度今頃、年末だったような・・・
    源氏物語ゆかりの地を巡る旅でした。
    主人公、光源氏のモデルになったと言われる源融の別荘ということでメンバーで訪れたのでしたね。
    歳月を感じます。

    1. 黒髭大将との最後の旅行になりました。
      あの旅では他に大覚寺大沢池の枯蓮など思い出深いシーンが次々に浮かんできます。

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