ひとりとして寒いと言はぬひとのなし
暖かな冬に馴れていたせいか、年末の冷えが思ったよりきつい。
通常は床暖房だけで済ます朝も、この二、三日はエアコン暖房も動員して体に檄を飛ばしているありさまである。
街で人に会えば必ず最初の一言が「冷えますね」「寒いですね」である。
畑で体を動かしている分にはその寒さもやがて忘れて体もほぐれてくるが、家に帰って水分補給にと蜜柑を食えばふたたび体が冷えてくる。
猫どもは床暖房利用の炬燵にもぐったまま、夕食まではおとなしい。そんな日がつづいている。
ところで、今朝めずらしく奈良を震源とする小さな地震があった。震度1にしてはガタッとショックを体感したが、さては列島のあちこちにひずみがたまってきて、どこに大きな地震があるかも分からない、そんな時代に入ってきたことを自覚せざるを得ない朝だった。