止まらない

葉芽花芽おのがさだめの冬芽かな

寒の真っ只中、花木の芽がはっきりと形を顕してきた。

桜、梅、ブルーベリーなどしっかりと冬芽をつけて冬眠していたが、それらのうち花芽がひときわ鱗茎をあらわにして識別できるようになった。冬芽の転換である。
一定の寒さに合うと休眠が打破され、あとは開花や展葉に向けてまっすぐ進んでゆくだけ。
寒さに当たらないと花は咲かないのである。
これからの気温上昇によって開花時期が左右されるらしいが、もう動き出した芽は止まらない。

“止まらない” への4件の返信

  1. やがてそのような過程を経て桜の時期を迎えるのですね。
    今年は例年に比べて寒い分春が待たれます。

    1. スウィッチが入りましたからあとは開くのを待つだけ。寒はつづきますが自然は動いてるんですね。しっかり寒さに当たっているからいい花になるでしょう。

  2. 葉芽花芽おのがさだめの冬芽かな

    好い句ですね。硬い「芽」と言う文字を三つも入れ、おまけに冬で締め括くっているのに、それでいて、春がもうすぐそこに、と言う雰囲気が感じられます。ウチんちのベランダの梅も、蕾が随分膨らんできて、昨日はメジロが飛んで来ました。いそいでミカンのスライスを刺しておきました。

    1. やさしいんですね。メジロが来る庭とは風流です。隣地に家が建って更地の虫を目当ての鳥たちが来なくなりました。
      今朝は名の知らない鳥がきてちょっとした話題になりましたが。

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