汗のかき終い

谷筋の風に綿虫生まれけり

逆光を浴びながら浮かび上がってくる。

信貴山の麓を下る谷筋に生まれる上昇気流にのって次から次に綿虫がわいているようだ。
手にとればつかまる高さまで浮いてくるが、へたに触るとたちまち死んでしまいそうで見るだけにしておく。
今日の数からしていよいよ本格的な冬の到来だと思われるが、まさに明日明後日の雨の後は急に冷え込むのだという。
二十度をこえる穏やかな日は今日でお終いというので、午後からは力仕事でおおいに汗をかいておいた。
あっというまに十一月が過ぎて、一年の最後の月がもうそこにまで来ている。
気分的にもあわただしい月だが、明日からの雨は穏やかに過ごせそうである。

“汗のかき終い” への2件の返信

  1. 湧くように綿虫が生まれるなんてどんな光景なんでしょう。
    雪虫ともいうそうですから綿虫は冬の到来を告げるのでしょうか・・・

    早々と昼過ぎから太陽が隠れやがて雨模様に、いよいよ12月のスタートと共に寒さを覚悟しないとね。
    暖かさに慣れた身体がついていけるかどうか?

    1. 沢が起こす風に舞い上がるように20メートル下から湧いてくる感じです。逆光で見ると全数が確認できるくらい鮮明に見えるんです。道路まで上がってきたら、今度は上の空気にのって流されていきます。風が弱い日でないと肉眼で見つけるのは難しい虫です。

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