見切り

霜枯れて零余子の蔓のぶうらぶら

一夜で見違えるほどの萎れようである。

顕著なのは馬鈴薯の葉。萎れたうえに先端が真っ黒である。
こうなるともう薯の成長は見切って掘ることにした。
暖かい日が続いたせいか形はもうひとつ小さいようである。それでも、何ヶ月かは食べられるくらいのものは穫れた。
おなじ薯でも自然薯を栽培しておられる区画もある。こちらも今が収穫期で、穫るには小さすぎて残されたままの零余子が、枯れかけた蔓に風で震えている。
菜園では少しでも体の動きを止めるとすぐに寒くなるように、いよいよ冬ざれてきた。

“見切り” への2件の返信

  1. 昨日は思いのほか日中暖かく年賀状作りに来てくれた孫は買ったばかりの新車に冷房を入れたという。
    確かに部屋は暖房が入っているみたいに暖かく外もコートなしで歩けた。
    でも朝晩の菜園はぐっと冷え込んで葉物は萎れ蔓物のはやがて葉を落とすのでしょうね。
    もうここ10年来自然の山の自然薯は食したことがなく昔が懐かしい。
    すりおろすとあのコテコテの芋の感触は栽培ものでは味わえない。

    1. 恒例の年賀状書きのシーズンになりましたね。サンプル画像をダウンロードする家人を手伝うだけで終わりです。
      山の薯の代わりに毎年伊勢薯をいただいてます。これは粘度が大変強く、とろろ汁でいただくにはかなりの出汁が必要なくらいです。当地では同じように畑で作る大和薯もあります。40年ほど前の記憶ですが、室生寺前の土産店に転がっていたごつごつした薯がそうだったのかも知れません。

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