小夏日和

冬耕やときに望まぬ殺生し

来年春に備えて新しい畝を起こした。

スコップや鍬を土に食い込ませれば、可哀想にもミミズがのたうち回ったり、冬眠に入ったばかりと思われる大きな蛙を起こしてしまったり。
そのたびにごめんね、ごめんねと誤る。
止むを得ない殺生とは言え、人の営みというのはときに自然の循環を断ちきらねば成り立たないところがあって、SDGsを達成するにも人はまず自然の前には謙虚であることが必要要件となる。
耕しによって半年先の成果をいただくにも、微少な菌はじめ虫や蛙などの助けが必要なのは言うまでもなく、畝にしゃがんではただぼうっとしている時間がいとおしくてならない。
ところで、昨日が立冬だとばかり思っていたが、今日の間違いだった。
しかし冬とはいえ今日も日中は暖かい。高気圧が真上にある状態だから小春日和の典型のような日であるが、25度を越えるようなところでは小夏日和と言うのが正しいか。

“小夏日和” への2件の返信

  1. 全く今年の気候には振り回されている。
    おかげで体調迄おかしくなるのも気候のせいにしてしまいがち・・・
    でもようやく雨を境に冬に向かいつつあるという、寒いのも嫌だけど、人間はぜいたくで文句が多い生き物である。

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