退散

短日の闇が山から足許に

日の入りが早くも午後5時より早くなっている。

すぐ西に山があるので実際の夜はもっと早く、暮れたかなと思うまもなくあっという間に足許が暗くなる。
うっかり立ち話などしてようものなら、やりかけもそのままに片付けの暇もあらばこそということになる。
暖かい日はそれでも余裕があったが、闇とともに寒さも降りてくるので慌ただしさといったらない。
脱いでいたものを再び着込んで退散だ。

“退散” への4件の返信

  1. 秋の日は釣瓶落としといいますものね。
    北海道や青森では今朝、雪が降ったとか。
    急激な寒さに夏じゅうたんが寒々と感じます。

  2. 短日の闇が山から足許に

    好い句ですねぇ。
    「短日の」みじかびの、と詠むんでしょうね。
    とても軽快で、日没時のお日さんがスーと落ちて行くのが足許に落ちる影で分かる、その様が絵画的です。

    1. 俳句ではこのケースでは「たんじつ」と読むのが通例です。どちらでもいいですけどね。俳句は詠んだら、あとはもう読者のものですから。思わぬ解釈があったりして作者自身が驚くことが多いです。

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