寝床

めぐる季にそひしたがひて炬燵据う

もう戻らないと決めた。

数日前までの冬とも思えぬ異常にあたたかい、ときには暑いほどだったが、そんな日はもう帰ってこないだろうと。
とくにここのところ猫どもがうるさいので、今朝は朝の短い時間だけ床暖房を入れたらいっぺんにおとなしくなった。
ずっと曇、ときどき雨の寒い一日だったし、何より部屋の中も暗いのでよけい寒々しい一日である。今から暖房に頼ってしまうのは気が引けるが、思い切って連中のために床暖房の上に炬燵を置くことにした。設置している間にも炬燵布団にもぐり込んできて邪魔といったらないが、これで朝晩の喧噪はいくぶんか緩和することに期待したい。
ま、人間どもは毛布や蒲団を重ねたりしてぬくぬくとしているのだから、連中もあったかい寝床は必要だろう。
これより半年、居間の相当部分を猫どもしか利用しない炬燵がでんと中央に座るのである。

“寝床” への4件の返信

  1. 一気に冬バージョン、今朝は耐えられない寒さに震えあがった。
    絨毯の入れ替えはまだしてないしとりあえずは重ね着で寒さ対策をしたが好天を見計らって本格的な冬支度をしなければ・・・
    年寄りにこの寒さはこたえる。

    1. 温暖化といっても冬はやっぱり寒い。しかも、いきなりの気温低下で何ともせわしない気候です。へたしたら夏暑く冬寒いという極端に寄るのかも知れません。
      やっぱり寒いのは苦手だ。

  2. めぐる季にそひしたがひて炬燵据う

    いきなり初冬に! でも、ベランダのガラスは二重構造で、天気が良ければ、冬でも夕方まで暖房は不要。本当に住居環境が良くなりました。最近、日本全国で熊が出没し問題になっていますが、この急激な寒さで、そろそろお山に戻っていくでしょうね。「めぐる季にそひしたがひて山戻り」(←季語無し)

    1. きっと真南向きの部屋なんでしょう。日さえ当たれば今の断熱構造の家は寒さ知らずですね。
      散歩道にある欅は今年は猛暑のせいで葉が次々枯れて実も生らなかったようです。山の木の実も深刻な不作なんでしょうか。里山崩壊ばかりが原因ではなく、地球温暖化も山の生きものにとっては生きにくい時代となったようです。

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