笹酒を注ぐたすきや雪催
夕刻黒い雲が通った。
寒気が降りてくるというので空気も緊張するようにぴりぴりと感じる。
明日早く病院の予約があるので、念のため雪タイヤに交換となったが悴む手をなだめながらどうにか午前中に終えることができた。
その一年でもっとも寒い時期の今日23日、南都七大寺のひとつで一時期東大寺、興福寺と並ぶ大寺であった大安寺で毎年笹酒祭が行われる。
光仁会といって桓武の先帝である光仁の一周忌に営んだ故事にならって行われる行事。
称徳亡き後天武系が途絶え、天智系の光仁が皇位についたわけだが、若い頃複雑な立場であることから酒に逃げていたと言われ、大安寺詣での折り、笹竹から酒を注いで興じたことにちなむ行事である。和服姿に襷掛けの女性から注いでもらい、長寿であった天皇にちなみ「癌封じ」のご利益があるとされる。
今は往時の勢いを失った寺で、南都の南部にあって交通の不便な場所にあるので訪れる人も多くはないが、この日ばかりは寒風をついて善男善女が集まる。
三日三晩体調を崩し寝込んでしまった。
余り寝てばかりいても体力が落ちると思い少し動き出したがこの寒さで身が縮む。
やはり暖かくして寝ているのが一番だが弱気になることも確かである。
明日は本当に降るのだろうか?
どうしても出かけなくてはならない用がある。
暖かい日が続いていたのでこの急な冷え込みはこたえますね。お大事に。
笹酒を注ぐたすきや雪催
奈良は、年中どこかで寺社等の催しがあり好いですねぇ。朝日の販売店が配布する小冊子に、法隆寺の南にある、「日本書紀」にも登場する廣瀬大社の『砂かけ祭り』(2月11日)と言うのが紹介されていたのでU-tubeで見てみると、とってもユニークで且つ楽しいお祭りでした。水や火をかけたり浴びせたりするのは、全国にありますが、五穀豊穣を祈って、砂をかけあうなんて珍しいですね。是非、ご覧になって、一句お詠みください。
この祭には三度ほど見物、というか参加してきましたがそりゃ激しいこと。雨合羽など必須でものすごい砂浴びです。
検索欄に「砂かけ」と検索してみてください。かなりの数の句を詠んでます。