惜しむ

名跡の 光芒果てり 枇杷の花

十八代中村勘三郎の訃報に驚いた。

意欲的な舞台で歌舞伎の世界で異彩を放っていただけに、歌舞伎ファンならずとも勘三郎を知らない人はいないだろう。家人とも「いつか舞台を見に行きたいね」と話していたのに叶わなくなって非常に残念でならない。

一方、幼年時代からスポットライトを浴びて来た人とはまるで対照的にひっそり咲き始めた花がある。枇杷の花である。

“惜しむ” への6件の返信

  1. 夕刊の大見出しを見て「えっ!!」思わず声をあげてしまいました。
    歌舞伎は好きで割合と足を運んだ方ですが勘三郎を観るチャンスには恵まれませんでした。
    後継者が立派に育っているのがせめてもの慰めです。

    枇杷は初夏の果物ですが花は今頃でしたか?
    ぼんやりしてると気づかないぐらい目立たない花ですね。

    1. 先日正暦寺に通じる道と山辺の道がクロスするあたりで、枇杷の花が咲いているのを発見してびっくりしました。こんな寒い時期なのに交配がうまくいくんでしょうねえ。来春には小さな実を発見することができるかも。

  2. 勘三郎、惜しいですね。まだまだやりたいこと沢山あったと思われるので残念です。
     なんども舞台観ました。はじめて観たのは「俊寛」だったと記憶しています。
     ほんとうに上手い役者でお客を楽しませる人でした。  
     精一杯頑張られたことと思います。   合掌

    1. 生前の写真をみても顔の色つやなどからは健康不安なんて微塵も感じないほどですね。若すぎます。才能を惜しみます。

  3. 海外で英語で歌舞伎をしていたのはこの人でしょうか。
    術後肺炎を患っていたのは報道されていましたが、亡くなってしまわれ私も驚きました。
    たまにバラエティーでも見かけ、ユーモアたっぷりなおしゃべりなおじさんというイメージでしたが、すごい人だったんですね。

    1. 次々と新しいものを取り入れて、歌舞伎に新しい命を次々と吹き込みましたね。人間的にも大きな人だったのではないでしょうか。落語の志ん朝もそうでしたが、若い才能というのは失ってさらにその存在が偉大なものに思えてくるもんです。

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