雪雲を繰り出す峯の暗きかな
今日は終日信貴山おろしにのって雪が飛んでいた。
大阪を渡っているときは普通の雲でも、生駒山系を越えるときに冷やされて雪雲になるのかもしれない。いずれにしろ信貴山の方角からつぎつぎと黒い雲が現れては雪が風花となって飛んでくるのだ。黒い雲に覆いつくされた信貴の雄雌両山は、陰になってしまうせいかよけいに黒々と見える。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
雪雲を繰り出す峯の暗きかな
今日は終日信貴山おろしにのって雪が飛んでいた。
大阪を渡っているときは普通の雲でも、生駒山系を越えるときに冷やされて雪雲になるのかもしれない。いずれにしろ信貴山の方角からつぎつぎと黒い雲が現れては雪が風花となって飛んでくるのだ。黒い雲に覆いつくされた信貴の雄雌両山は、陰になってしまうせいかよけいに黒々と見える。
生駒山系はさように大阪と奈良との境になっているのですね。地勢的にも天候的にも。
信貴山から来る雲の様子見飽きないことでしょうね。
山に気流がぶつかって雲ができる。富士山なんかまさに大事な富士山頂だけが雲で見えないなんてこともありますもんね。
生駒というのは大阪の都心からは結構距離が有って、今では街の中にいるとビルなど視界を遮るものがあるので普段は生駒を意識する人は少ないと思います。
反対に奈良におりますと、高くはないとはいえ周りがすべてが山に囲まれているので盆地で有ることを強く意識せざるをえない環境にあると言えます。しかも東西が10キロちょっと足らずしかありませんから、空の変化というのは山からこちら側の間近な部分でしか見えないわけで、勢い生駒の向こうの状態がいつも気になるわけです。
これをどうしようもないことだと諦めて盆地の中に閉じこもってしまえば、「寝倒れの奈良」になるわけですが、三重や関東という開けた土地で育ち暮らしてきた者には、とてもそういう気分に浸れずすこぶる窮屈に感じてしまうことになります。せめて盆地というせまい領域の隅々までも見て回りたいものです。
明日は「高松塚壁画修理作業室の公開」というのがあって予約がとれたので久しぶりに明日香村まで行ってきます。
なんだか信貴山の恐れ多い怖さを感じるような良い句ですね。そこに住む人たちは古代からその情景を見て、いろいろ感じ暮らしていたのでしょうね。
当方は14日に降った雪がまだ少し残っています。今日の暖かい日差しですっかり溶けるといいのですが・・・
500メートルもない山ですが、目の前に迫っているので迫力はありますよ。いわゆるツウィンピークスで、双こぶのようになっていてその周りに信貴山があります。
日陰などでは凍結した道路もあるとか聞いてます。相当の雪だったんですね。
”かざはな””ふうか”とはよく名付けたものですね。日本人の自然に対する感性がよく表現されていますね。
厳しい冬にしか見られない光景ですが、小生の住む地域では丹沢颪にのってたまに見られるかどうかくらいで、大変めずらしい光景ですよね。
グレーの独特の色をした雪雲が風に流され次々と通り過ぎ、それに合わせて雪がちらほらと舞ってくる、いかにも寒そうな冬景色ですね。
広島にいた頃は、上空は晴れているのに中国山脈を越えて、山陰方面から飛んでくる風花をよく目にしました。
広島でよく見られた光景もこんな風ではなかったのかなあと思います。テレビの天気予報で関西地区各地の情報がありますが、関西も日本海側、太平洋側で随分差があるようです。意外に姫路のあたりの気温が低いのが意外です。
この句すごくリアリティーがあり、好きです。
そう言えば私の田舎では「風花」の事を「雪花」と言います。
今年初めて雪が舞った日「あっ!!雪花だ」と瞬間口を突いて出ました。
風花、雪花いずれにしても風流で味わいのある言葉ですね。
風流と言えば今年の書道の作品展「風流人士」に決めました。
人士の画数が少ないだけにバランスが難しく苦労しています。
作品のテーマが中島敦の「山月記」から、好きな作品です。
気に入っていただいて恐縮です。
「雪花」。いい言葉ですね。そのまま季語で使ってもいいのではないでしょうか。
書道も手がけられてるんですね。家内も長く書道やってます。やり出すと2,3時間はそばに近寄れない雰囲気があります。よほど集中するんでしょうね。