さながら

破れ傘の骨さながらに枯蓮

蓮根が旬だという。

全国の40%以上を占めるのが茨城県というのは、霞ヶ浦など湿地が多い条件が揃っているからだろうか。そのせいかどうか、関東ではわりによく見た蓮根も当地では値段が高いようである。
その大和盆地の大半はかつては湿地帯だったので、もっと蓮田があってもいいはずなのだが意外に少ない。あったとしても周囲が宅地化などで開発されて、肩身のせまい思いをしているような蓮田もある。そうなると人の手も入らぬのだろうか、破れ蓮から枯れ蓮になった今も放置されたままで、そばを走るダンプカーの舞いあげる砂塵をかぶるだけだったりする。

追)破れ傘(やれがさ)
「破れて骨が折れた傘」という意味で使ったのだが、植物で夏の季語にあるそうである。
そうなると下の方がシンプルでいいかもしれない。

骨折れし傘さながらに枯蓮

“さながら” への4件の返信

  1.  今、蓮根の美味しい頃なのに、放置されたままの枯れ蓮とは哀れですね。
     昨日の朝、蓮根いっぱいの五目煮をつくりましたよ。それから恒例の同窓会に出かけました。
     始めは40人参加予定でしたが、この年頃なので2~3人来られなくなりました。
     みんな多少の老化はありますが、元気で今を楽しんでいるようでした。
     最近仕事を引退して暇ができた人で興味のありそうだった人に HODAKAの部屋のこといろいろ話しました。読んでみると言ってました。ハイキングのグループにも参加するとのことでした。
    来年の再会を約束して楽しい一日は終わりました。

    1. 「多少の老化」。
      年々、徐々にそうなっていくうちにいつの間にか「かなり」の領域に達するんでしょうね。毎年無事な顔が見られること自体が安らぎになるのではないでしょうか。

      ハイキンググループに入るにはメールアドレスを教えてもらえば登録しておきますので。

  2. レンコンの旬は今ですか。知りませんでした。
    茨城県のシェアーは40%以上ですか、なるほど。よく行くゴルフ場への途中、蓮田が延々と続く風景には驚かされます。

    1. かつては、あの深い田に入って収穫するのは大変だったようですが、今ではかなり機械化されて随分楽になったように聞いています。機会があったら蓮根掘り風景など見られるといいですね。

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