鳰のよく潜く日なりし大和川
浅い川だが流れはそこそこある。
上流から流れてきたかと思えばすぐにまた潜水してあらぬところに顔を出す。
いつものパターンだが、今日はいつもよりも頻繁に潜っているようである。
川の冬もだんだん本格的になってきた。
ここんところ今年生まれと思われるカワセミがいつもの場所で羽を休めているのを目撃することが多い。どうやら二羽がいて場所争いをしているようであるが、どちらが勝者になるにせよこんな大川では小魚が散っているので冬を越せるようないい餌場にはむずかしいだろう。
魚を獲ることにかけてはやはり水中を自在に動ける鳰に分がある。
カイツブリにカワセミですか。大和川の生態、豊かですねぇ。
当地流山は万葉集東歌「鳰鳥の葛飾早稲を饗すとも その愛しきを外に立てめやも 」に因み「におどり公園」などある所ですがどうも付近にカイツブリはあまり見かけません。潜っているのは大体カワウです。カイツブリかわいくていいですね。
「鳰鳥」というのは「葛飾」の枕詞でもあるんですね。初めて知りました。「潜く(かづく)」からの連想でもあるんでしょうか。いかにも万葉調の歌でこの素朴な味わいがいいです。
昨日は終日しとしと雨、今朝は暖かな朝です。
まだ冬鳥の姿は見かけませんがぼつぼつ鴨も飛来する頃でしょうね。
カワセミもみられますか・・・
今週あたり少し遠出していつもの場所まで行ってみます。
いつもよりはちょっと遅めでしたがコガモたちはもう一足先に飛来してのんびり過ごしているようですよ。マガモは幾分遅く今月中下旬には飛来するでしょう。
カワセミは岸辺の比較的浅いところで(目標を定めるのに止まり木に岸辺の木などが必要で、ダイブするにも深すぎてもだめなんです)狩をしますから、あんまり大きな川では見かけないですね。