寄宿舎の夜食囲める綿子かな
懐かしのご当地ソング宿綿子
京都の夜は町家ステイ。
町家を改造した一棟貸し切りの宿である。朝食は決められたものが提供されるが、夜は仕出し出前もあれば外食もOKである。
元は町家なので部屋も十分あって、寝床を並べる部屋のほかに食事や懇談に使える部屋もある。さっさと風呂に入る者も入らぬ者も隅に積み上げてある綿入れにだけは全員が袖を通し、さながら修学旅行の夜を思い出させるような同窓会感覚で夜更けまで飲んだり、唄ったり。とくに歌はカラオケがなくても、メンバーには持ち歌一千を豪語する猛者もいたりするので、ご当地・京都にちなむ懐メロが次々に飛び出す。
とかくして、京都の第一夜はあっというまに更けるのであった。
掲句のうち寄宿舎の句は、季題「綿入れ」で思い出した昔のシーン。毎夜勉強室と言われる部屋に集まっては、ストーブの湯をかけた日清チキンラーメンをすすって夜遅くまで勉強もしないで話し込んでいたものだ。
町家の夜は皆が綿子を羽織って温かでしたね。
昔の懐かしい雰囲気でした。
半纏やどてらと言うより温かみがあっていいですね。
あの軽い綿子、気に入りました。
真綿は綿子、木綿は布子と言うそうです。あの軽い綿入には何が入っていたんでしょうね。
本当に昔にかえりましたね。最近畳の生活をしていないのであのスタイルが何とも懐かしく感じました。
綿子、軽くてあったかくてよかったですね。私も赤いのを着て気分よかったです。
私も赤いのを着込んだような記憶があります。昔は赤は婦人用と決まっていたと思うんですがね。サイズも同じようだし、修学旅行のノリ。どっちでも全く気にならなかったですね。
町屋の一棟貸し切りの宿はTVで見たことあるけど、日本人だけでなく海外からの観光客にも人気があるそうです。
食事も仕出し出前もあることを紹介していて、なかなか面白いやり方だなと感心してみていました。
静かな佇まいの町屋で飲んだり歌ったりとなんとも賑やかな一行ですね。
歳と時間を忘れて楽しそうな雰囲気がよく伝わってきます。
2年もかけて原文にチャレンジした仲間ですからね。その達成感、高揚感もあって大変盛り上がる夜になりましたよ。
修学旅行気分で楽しかったですね。綿子も懐かしくていい雰囲気でした。
昨日は地域でやっている古典の会の今年最後の勉強会と忘年会でした。
気さくな先生なので10歳ほど年上なのにお友達感覚です。6年以上お付き合いしていると気心もわかり楽です。
60代~80代の全員女性メンバーですが、元気で面白いですよ。
源氏の旅の話をしたら羨ましがられ、何人かが和泉式部を訪ねてとかテーマを見つけて旅行しようということになりました。
みんなの希望や都合を合わせるのは大変ですが、楽しい旅を企画したいと思っています。
古典の会の皆様には来年の百人一首にはぜひ参加していただいたらどうですか?何人かは歌にお強い人もおられると思います。和泉式部といえば、お聖さんがいろいろ本を出していて、それらを読むと式部の生きた時代の伏線としていろんなことを知ることができますね。まこと、この時代は政治、文化をめぐる人間くさい話が多くて興味つきないものがあります。