明日が見えますか

氷紋のつひぞ光芒なかりけり

「氷」の傍題である。

一般に氷紋のできる窓というのは日が当たらない北側である。古い木造旅館の廊下や湯殿に渡る回廊などに見ることが多い。指でこそぎ落とそうとしてもなかなか溶けてくれないどころか、下手すると指がくっついてしまうことだってあるのを昔に経験した人は多いだろう。
今では二重サッシの断熱がいい家も増えて、よほど寒地でなければ見られない現象かもしれない。

“明日が見えますか” への7件の返信

  1. 氷紋という言葉は知らなかったのですが遠い昔に出会ったような記憶(既視感?)があります。

    「氷」は何だか神秘的でミステリアスなイメージがする最近の私です。

    1. 昔の窓は木枠で薄くて安物のガラスがはめてありました。その薄いガラスが氷紋のため向こうが歪んで見えます。それこそ指紋と同じで模様もさまざまで、人知を超えたまさにアナログの世界です。そういうところが神秘的な感じを受ける要因かもしれません。

  2. なるほど、「くもりガラスを 手で拭いて、、」ですか、さざんかの宿、思いっきり不倫の歌ですね。特に2番が強烈、「ぬいた指輪の 罪のあと かんでください 思いきり」、、いやはや。

    車の窓のも氷紋っていうんですかね。急いでる時とか困りますよね。

    1. 車の場合は「霜取り」(デフロスト)っていいますよね。氷というより霜という感覚でしょうか。
      カラオケ大好き漢を釣るタイトルにしてみました。

  3. 今住んでいる土地に移ってきた当時、まだ二重ガラスでなかったため、窓ガラスの内側が凍り、雪の結晶のようなものを見た記憶があります。当時は今より寒くて、雨戸を開けるときにも凍ってバリバリと音がしました。
    印象的だったのは、2月に仕事で東北新幹線の新白河からJRのバスに乗って移動中に、窓ガラスの水滴がいつの間にか凍っていたのには驚かされました。
    また、宿泊先の棚倉の旅館では、電気毛布を使用し、ストーブもつけて寝るほどの寒い土地柄で、水道には凍結防止が施されていましたね。

    1. 寒地でないところに住んでるものにとっては、「凍結」の凄まじさを知らないので、寒地の旅の印象はどうしても強いものがありますね。

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