翼果

紅葉して楓の種の飛ぶ構へ
翼果よく色を極めて薄紅葉

ここ数年に比べれば、明らかに早い秋の訪れ。

庭の銀木犀が初めて咲いてくれたのも嬉しいし、数日前に蒔いた大根が昨日から芽を出してきたのも楽しい。
「彼岸蒔き」と言われ、春蒔きは彼岸過ぎてから、秋蒔きは彼岸までに済ませるといいらしい。奇しくもこのたびの大根蒔きはこの言い伝えに適っていたようだ。

掲句は、月例句会場にある楓の薄紅葉が見事だったので、その真下に立ってみて詠んだもの。
先日、NHK大河ドラマのタイトルに「衝羽根の実」だと書いたが、あれは全くの間違いで、実はこの「翼果」といわれる楓の種だったのだ。
春に実をつけたらすぐに落ちてゆくもので、夏や秋になっても残っているのは散り遅れだとばかり思ってたのが間違いで、実は葉が落ちてもこの翼果はまだ残っていて、冬の風が運んでくれるのを待っているのが正しいらしい。
紅葉の葉も美しいが、この全面に色づいた翼果も透き通るように美しい。

“翼果” への2件の返信

  1. 「翼果」と言うんですか、あの楓の種は。
    愛らしくて可愛いですよね。
    庭木や野菜など土に植えたものが育つのはうれしいもの、順調ですね。

    今日は彼岸の中日、映画に夢中でおはぎを買うのを忘れました。
    初日の映画を観るため初めて昨夜チケットのネット予約を試みた。
    やってみて驚いたのは私の映画履歴がすべて見られたことだった。
    あまりの多さに自身驚く始末。
    丸の内ピカデリーでの監督はじめ出演者の舞台挨拶が上映前に同時中継で観られた。
    映画は東野圭吾原作の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
    一日に三本観るのはちょっと時間的に無理、続きは明日ということで・・・

    1. 映画はskyblueさんにとって命みたいなものですね。何人分もの人生を楽しめて何よりです。

      ネットで個人の行動履歴が丸裸になるというのも考えたら怖い話ですね。
      どこでどういう風に悪用されるかも分からないので、SNSではやたらと「いいね」したり、「メルアド」が知られないように気をつけてます。すでに手遅れかもしれませんが。

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