子守歌

はたおりのおんぶの唄のなかりけり
はたおりのおんぶされる子見ている子

「はたはた」、「きちきち」、どれも「ばった」を言う。

この時期、庭に薄緑色したバッタがさかんにヒョイヒョイ顔を見せる。多くは小さくて雄のようである。
大根の双葉が開いたので、そろそろ虫除けネットをと用意していると、何匹かがネットに飛び込んできた。そのうちの一匹は雌のようで体長1センチほど、数時間たって戻ってみると、ネットに3センチほどの雌のおんぶバッタがしがみついている。おかしかったのは、その周りを何匹かの雄が取り囲んでいて、あたかもおんぶの順番を待っている子供のように見えたことだ。
はたして、おんぶばったはおんぶしたままキチキチと跳ぶかどうかはよく知らない。

“子守歌” への6件の返信

  1. 薄緑のバッタはこの辺でもよく見るし、たまにオンブバッタに出会うこともあります。
    「おんぶ」は昔から子守にはつきものでした。
    寝ない子を負ぶって軽く揺らしながら眠らせたものです。
    おんぶ紐からベッドに降ろした途端に泣き出し途方にくれたものです。
    近頃おんぶをする若いママは見かけませんね。
    両手が空いて安定した子育て方法だと思うのですが・・・

    見かけなくなったものにイナゴがあります。
    子どもの頃はよくイナゴ取りをして佃煮にして食べたものです。

    1. おんぶはまず見かけなくなりました。代わって、前向きだっこスタイルのようですね。首がすわったかどうか、あぶなっかしく見える母子もいて、他人事ながらハラハラします。

      伊勢でもイナゴ類を食べる風習があったんですね。長野のような山国だけくらいかなと思ってました。じゃ、蜂の子も?

  2. 蜂の子は食べませんが連れ合いの故郷(多治見)ではヘボご飯や佃煮にしていました。
    土の中の蜂を煙でいぶしてヘボ取りをするそうです。
    その巣を見つけるのはなかなか難しいそうですよ(連れ合い曰く)

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