気に入りのダリアの前に自撮りする
ぽんぽん咲きもあったり、大柄でなかなか豪勢な花である。
そのダリアの園を縫って介護士が寄り添うように老人を案内している。
多くの人は車椅子で、自分の足では歩けないような人が多いので一人につき一人以上の介護士がついている。
「きれいだね」「どの色が好き?」などかける言葉に淀みもなく、認知症などを煩っているのではないかと思える、言葉の少ない老人にしきりにコンタクトを取ろうとしているのが印象的だった。
好きな花を尋ねてはその前で写真を撮ってあげているのをみるにつけ、不謹慎なことであるが、もしかするとこの人にとってこれが今生のダリアとなるかもしれないと思うのであったが、もちろん当のご本人も誰も知るよしもない。
最近は自分の写真など全く撮ってないし、遺影用の写真のこともそろそろ意識して、自撮りなんていうものを考えてみようかしらん。
ポンポンダリアは子どもの頃とても流行りました。
今はダリアの種類も数えきれないほど豊富ですね。
私もここ数年全く写真は撮らなくなりました。
撮っても結局は始末をする羽目になりますものね。
今生人界の思い出として自身の目、心に焼き付けておくに限ります。
ただ遺影はプロの方に撮っていただいたものを用意しています。
当地の午前中は先日の台風よりも猛烈な雨でした。
午後、小康状態になり出かけたところ庄内川の水は今にも河川敷にあふれそうでした。
国土交通省関連の職員が写真を撮っていました。
一時間後に同じ場所を通ると東の空には大き二重の虹が、西の空は夕焼けで赤く染まっていました。
明日は晴れそうです。
今回の雨は想像を超える雨量でした。
こんなに簡単に道路や田んぼが冠水する時代になったのだと再認識せざるを得ませんね。
「降れば土砂降り」ということわざがありましたが、天候にはもう「ほどほど」「中庸」ということがないのかもしれません。