昃ればすずき色なる鱗雲
いよいよ鵙の高鳴きのシーズンである。
あの特徴的な鋭い声の方を見やれば、大きな鱗雲が南の方から押し寄せてくる。
日を隠すかに雲が多いので、その鈍さはまるでスズキの肌を思い出させる渋い光りを放っている。
鉢の植え替え作業があるので雨がようやく上がって晴れるのを待っていたが、午前中はどんよりとしていて肌寒いので様子を見ていて午後になってようやく望んだ空になったのである。
今日のは軽い鉢だが、それでも3時間くらい屈んで熱中していたら腰に来る。
あとは楓の重い鉢が二つ残っていて、これは落葉を待って植え替える予定だ。
なおざりにしてた庭のものを本腰を上げて整備しようと言うのであるが、土に親しむのもコロナ時代のマイブームと言えようか。
鉢物の植え替えって大変ですよね。
年々土を触るのが面倒になってきたのでなるべく鉢物は買わないようにしています。
庭木もこれ以上増やさないように剪定あるいは伐採して負担がかからないように心掛けています。
これも一種の終活でしょうか?
なおざりの庭だから、さらに乱れてくるのを見るのも苦しいので、雑草の勢いの弱った今こそチャンスと片付けにおおわらわ。
おそらく世間は今静かなグリーンブームだと思いますよ。とくに若い世代にね。