食感

ラ・フランス追熟させて到来す

洋梨はいままで苦手であった。

が、最近毎年この時期になると飯田のものを贈ってくださる方がいて、これが今までのイメージを覆すほど匂いが気にならなくてうまいこと。
甘さと酸っぱさの絶妙なコンビネーションで、これは収穫後10日ほど成熟させて生まれる味のものらしい。
コロナに頭を押さえつけられている鬱憤を晴らしては、またひと口。すこし舌にざらついた感触があるのもまた独特の食感。一個がまたたく間になくなってしまって、あとはまた朝のお楽しみ。

“食感” への4件の返信

  1. 子どもの頃は果物は贅沢品というイメージ。
    連れ合いが中央卸売市場の現役の頃は果物は買うものではないと思っていた。
    ラ・フランスもいち早く口に入った。
    あの、ねっとりとした食感は日本の梨にはない独特の味。
    赤ワインで煮たりしたものである。
    今や再び果物は贅沢品の心境である。

    今朝ふと庭のビワの木を見上げてみたら葉っぱの茂みから何やら覗いて見える。
    葉っぱを押し広げてみると小さな白い花の塊が見えている。
    今頃が花の季節だったかしら?と言うことは来年は実をつける?
    このビワの木も確か孫が種を埋めたのではないかと思うのだが・・・

    1. 飯田のラ・フランスは生で食えるんですよ。匂いも食感も今までのものとは全く別物。とくに、遠ざけていたのがあのアンモニア臭みたいなもの。これが改善されていて、桃といい林檎といい飯田のフルーツを見直しています。
      枇杷の花は冬の季語。この余り目立たない花をなぜか俳人は好みます。歳時記の例もどれも侘びしさを詠んだものばかり。

      人住んで売屋敷なり枇杷の花 虚子
      住み古りて枇杷の花咲くとも知らず 大久保橙青

      橙青の句などドンピシャではありませんか。

  2. ラ・フランス追熟させて到来す

    ラ・フランス、先週、生まれて初めて食べました!
    カミさんに「今頃、桃?」と聞いて、「アホやなぁ!」とバカにされ、その時、この、革命歌の様な、西洋梨の存在(?)を知りました。
    しかし、ほだかさんって、珍しい果物を、しょっちゅう贈って貰っていますね、いい友達を持たれ、羨ましい。

    1. 季節に地方の特産を贈ってもらえる幸せを味わってます。
      かつては洋梨も林檎もそれほど好きでなかったのが嘘のように美味しくいただいてます。子供は味に正直で一番うまいものを知ってると言いますが、やはり、いいものはいいようです。

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