辞書を引く記事の格調秋の夜
海外からどう見えているか。
最近の国内メディアにはシャープさというものが欠けているように思えてならない。
記者席でひたすらパソコンに打ち込むばかりで、それでジャーナリズムたりうるのか。単にスピーカーの言葉を口移しに記事にしているだけではないのか。
新聞もテレビのニュースもつまらないので、BBC、CNNなどの海外メディアのサイトを暇にまかせてサーフィンすることがふえた。久しぶりに引く英和辞書、と言ってもそのまま不明な部分をコピペで検索するだけなのだが、一行すんなり読めたことがないくらい知らない語が多い。
ただそれは決して不快なものではなく、むしろ楽しい作業というようなもので時間はあっという間に過ぎてゆく。
こんな時間の過ごし方も悪くないと思う夜長である。
最近辞書を引くことは滅多になくもっぱらわからないことは検索に頼る。
テレビも見たい番組はほとんどなく朝一番と夕方のニュースをみるのみで全くつまらない。
そんな中で毎日ブログを見るのは数件のみ、中でも馬場紘二さんの「轟亭の小人閑居日記」と言うブログは難しいことも多いが色々知らないことを得ることができ結構面白い。
ある日八木義徳氏のことが書かれた日もあったりして興味深く毎日覗いている。
当「一日一句奈良暮らしから」と共に貴重な存在である。
「轟亭の小人閑居日記」に比べればこのブログなど何の情報も得られない戯言の繰り返しですが、あちらはいろいろご造詣が深くていらっしゃる。
記事中に「十一月の橋 杉原祐之」の記事がありましたが、同じ結社仲間でもあり、ネット句会にもお誘いいただいた現役ばりばりの若手です。暮らし、仕事、そんな身近な日常から衒いのない詩情あふれる世界を紡いでおられます。
馬場紘二です。偶然、見付けました。ありがたい、嬉しいコメントでした。
わざわざお出でいただきそのうえコメントまで頂き恐縮です。
コメント中にありました八木先生ですが、かつて同じ町に住んでいることもあって3年ほど担当させていただいた、記憶に強く残る先生です。あの清貧といいますか、愚直なほどの生き様を文学に昇華させた、それこそ最後の文士と呼んでふさわしい作家です。