黒焦げ

田仕舞の煙にまかれ秋深し

何本も煙がたっている。

おおむね稲刈りも済んだあちこちの畔や刈田がくすぶっていて、その一部が風に流れて道路まで漂っている。そのなかを抜ければ畔焼特有の匂いに包まれるとともに、目にも強い刺激がある。
コンバインで刈りとった田には稲藁の切りくずが散乱しているので、これらを燃やしているようである。
明日の刈田はきっと鮮やかに黒焦げとなった姿となるに違いない。

“黒焦げ” への2件の返信

  1. この近辺も都会の割には郡部に近いこともあり田畑が多い。
    少し離れたところではたまに煙の上がる田んぼがありそれを見ると子どもの頃焼き芋をしたことや藁塚であそんだことなど懐かしく思い出す。

    1. 昔は田を焼いて真っ黒という場面をみた記憶があまりない。だいじに藁やもみ殻をとって生活や農作業いろんな用途に使ってきたからだろう。今では「藁屑」扱いでただ燃やすというのはどこか寂しい。

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