ピアノがあれば

赤バイエル聞こえる窓に小鳥来る

ヒッヒッと鳴く鳥声が聞こえた。

あれは間違いなくジョウビタキである。
もうそんな季節かと晩秋の感慨に浸っていると、どこかのお宅からピアノ練習の音がもれてくる。
単純な音がたどたどしく聞こえるので、あれは初心者用バイエルであろうか。
調べてみると、子供の入門用は赤表紙と言って、片手で弾くことから始まる単純な音の連続である。初心者の域を脱すると黄表紙となって、両手で弾かねばならないのでだんだん難しくなる。
わが子も黄表紙までは進んでいたということだが、いつの間にかやめてしまった。
だがしかし、基礎が出来ていたので幼稚園では重宝されているらしい。
この稿を書いていたらたまたまニューヨークの街角ピアノの放送をやっていて、ピアノひとつできればいろんな国の人とも寸時に仲良くなれるのが楽しそうだった。引っ越しのときに古いピアノを廃棄してきたのだが、もし残してあれば呆け防止にピアノ練習できたのにと今さらながら悔やまれる。

“ピアノがあれば” への2件の返信

  1. 私も子供の頃バイエルをやりましたが教則本がどんなだったか記憶にありません。
    NHKーB・Sの駅ピアノ、空港ピアノが好きです。
    誰もが自由に好きな曲を楽しく演奏している、あれを見ているとピアノを自由自在に弾ければどんなに楽しいだろうと思う、老後がもっと違ったものになったと思う。
    我が家にも電子ピアノがあるが連れ合いは一向に練習しない、まるでお飾り同然である。

    1. まさかバイエルからとは思いますが、好きな曲一曲だけでもいいから弾けたら楽しいだろうなと想像しています。

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