鉢木の寸暇惜しみて黄落す
目をかけているはずなのだが。
鉢植えの柿が一足早く色づいて、しかもばらばら落葉してしまった。
落葉樹の生理からして、これ以上葉を養えないからと早々に今年は店仕舞と言うことだろう。
いっぽう、庭植えのほうはと言えば枝葉ばかり茂らせて実のほうはさっぱりという具合だが、強剪定のため枝葉は隆々としていてまだまだ黄葉する気配はない。実が生らない分、枝葉たちはのうのうと我が世の春(?)を謳歌しているにちがいないのだ。憎たらしいのでこの冬は思い切り枝抜きしてやろうと思う。もちろん、来年ちゃんと実をつけることを期待して。
何が憎らしいのかと思えばそういうことですか?
私が憎らしいのは夕刊にあった「天下冨舞」と言うブランド柿が2個入り108万円で落札されたとの記事です。
給食の予算が貧弱で倒産する大手給食。国民の多くが食に我慢を強いられている時代に、馬鹿げたセリの値。
どうせ、面白半分にどこぞの料亭、レストラン、クラブで供されるのでしょう。
世の中完全に狂ってます。