へっぴり腰

脚立にも届かぬ柿の天にあり

毎年生るにまかせる木がある。

いつもなら柿花火を呈してそのまま鳥の餌になるのだが、今年はめずらしく地元の仲間だろうか何人かで柿を落としていた。
斜面にたかくそびえる木に、植木職人などが使う立派な三本脚の脚立にのぼるのだが、馴れてないせいかすこぶる腰つきが危なかしいへっぴり腰である。斜面に手を入れてない柿はすこぶる高木に育っているので、上段に上がっても高鋏でも簡単には届かず難儀しているようである。
それでも帰途通ってみると見事に下半分の実がすっかりなくなっている。相当の量を持ち帰った思われるが、あれは甘柿なのか渋柿なのか。後者だとするとそのあとどうするのか、いささか気になるところである。

“へっぴり腰” への2件の返信

  1. 年老いた者が脚立に乗るのは危険ですね。
    転落したらまず骨折です、亡き父がそうでした。
    我が家でも脚立は使わなくなりました、必ず家人が出張してくれます。
    電動のこぎりで瞬く間に枝払いしてくれます。
    昔ながらの木製の梯子なんてとても怖くて見ておれません。
    三本足なら少しは安定するでしょうが事故があっては大変、気を付けましょう。

    1. 脚立には上段の板の部分に乗ってはいけないことになってます。あくまで梯子段に体重をのせて体全体を預ける感じで使うというのが鉄則です。老人会の人たちはその板に乗っていたので極めて危なかしい様子でした。
      製造業などでも高所作業には資格が必要で、やはり死亡事故が一番多いのが建設関係です。工場の総務部長時代は5千人の従業員と外注作業員の健康安全の責任者でしたから、そりゃあ大変だったことを思い出します。

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