持家政策のゆきづまり

古家を今に飲まんと葛の花

散歩していると無住と思われる古家が散見される。

なかには葛の蔓が生い茂って屋根まで覆い尽くそうとしていることがある。このまま放置だとあと数年で家全体が飲み込まれ埋没してしまうだろう。

ニュースによると各地で持ち主不明の家が増えており、今にも崩れそうな家の増殖は近隣の安全を脅かしかねない深刻な問題になっているらしい。高度成長時代から今日まで政治や企業が一緒になって持家政策を推進してきたが、少子化、人口現象が加速度的に進むおりすでに数よりは質の時代に入っていることは間違いない。

追)急遽上京することになり、予約原稿です。

“持家政策のゆきづまり” への6件の返信

  1. わが故郷もご多聞に漏れず過疎の村となりつつあります。
    廃屋として放置されている家、若者が町に出て空家となった家等々・・・
    すでに空家率50パーセントを超えているでしょうか?

    来年からは我々が通学した小学校もなくなり統合されるようです。
    子どもが少なくなった今、やむを得ないことかもしれませんが誠に寂しい限りです。

    1. 今地方が衰退の一途をたどっていて悲鳴が聞こえてきますが、人口減に歯止めがかからない以上、ますます国土は荒漠とした風景が広がるんだと思います。

      孫やひ孫の時代を見てみたいとは全く思いませんね。

  2. 葛といえば、一時期転勤で住んでいた静岡県掛川市を思い出します。工場用地の土手の急斜面に沿って葛がジャングルのように生い茂り、その生命力の強さには驚かされました。
    一方では掛川市中には洒落た暖簾を掲げた葛粉や葛餅の専門店があり、奈良県の吉野葛と並んで掛川葛として有名なんだそうです。夏の暑い盛りには、涼しげな和菓子ですね。

    1. おお、掛川も葛の名産地ですか。

      昔はみんなが手入れをして葛を生産していたので適度に管理されていたのが、今では有力な産地以外では放置されてしまって、ギズモが暴れるみたいにいよいよ手がつけられなくなってきてるらしい。
      アメリカに持ち込んだ葛が大繁殖してしまってるのは有名なはなし。

  3. 葛のこと勉強させてもらいました。色んな用途に使われるんですね。葛栽培を生業としている農家もあるんでしょうか。

    葛、図典で調べると源氏物語にも秋の風情を伝えるものとして出てくるようですが気づきませんでした。ノートしておきました。。

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