芯の強さ

ほつほつと白砂の庭の桔梗かな

庭の白砂がまぶしい。

京都・廬山寺の源氏庭の白浜に浮かぶ島には桔梗が植えられていて、7月から9月までおよそ3か月という長い期間咲き続けるようだ。
桔梗というのは蕾が徐々に風船のようにふくらんでは弾け、青紫の花弁を広げるところが面白い。次から次へと蕾が育つので、毎日のように新しく風船がひらいては目を楽しませてくれる。
花自体にははなやかさから遠いが、直立した桔梗が風にもしなやかに揺れているのを眺めていると、あらためて桔梗の芯の強さというものを感じることができる。

“芯の強さ” への8件の返信

  1. 数年前、廬山寺に行ってきました。桔梗の季節ではなくて残念でしたが、源氏庭楽しみました。
    すっきりした感じの庭なので、紫色の桔梗が咲く季節には白砂に映えて美しいだろうと思いました。
    桔梗は毎年同じ場所に咲き増えていくのがいいですね。
    子供の頃、風船のように可愛くふくらんだ蕾を手でパチン、パチンと割って遊んだことを思い出しました。

    1. 手入れがよほどいいんでしょうね。見事な桔梗です。
      拙宅の桔梗は可哀想に暑さと日照りにこっぴどくやられてしまいました。
      ここは源氏修学旅行のコースに入るんでしょうね。

  2. 野原に揺れる桔梗、華やかさには欠けますが色といい形と言い慎ましさを感じます。

    廬山寺 源氏庭は行ったことがありません。
    紫式部ゆかりのお寺、是非行ってみたいですね。
    源氏旅の時期にはもう桔梗は観られないですね。

    1. 晩秋?でしょうか、そのころは京都はどこへ行っても紅葉がみごとでしょうね。
      楽しみな源氏旅行になりそうですね。

  3. 紫式部の実に続いて廬山寺の桔梗ですか。いや、けっこうです。秋の気配ですもんね。
    桔梗は六条院秋の町に数ある前栽の一つ。春は梅・桜・藤など樹木が多いのに秋は紅葉は別として草花が中心ですね(他に萩・女郎花・藤袴・撫子・尾花・葛・竜胆・紫苑・吾亦紅・菊とあります)。

    源氏の旅、廬山寺入れましょうかね。。

    1. ぜひ入れましょう。やはり本家にお詣りしないことにはね(笑)

      奈良なら長谷寺でしょうか。時間があれば組み込んでください。

      1. 何だか 具体化してきてうれしいですね。
        廬山寺 宇治 長谷寺 徳川美術館の源氏物語絵巻~
        勝手に想像してワクワク気分です。

        地図上の流れとしては上手く繋がりそうですね。

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