苦行

街灯の届かぬ路地の虫浄土

涼夜である。

この住宅地はまだ空き地もあって、雑草も茂っているせいか、窓を開けたまま電気を消して目をつむっているといろいろな虫の声が聞こえてくる。たいがいはコオロギだろうが、馬追やキリギリスも。さすがに鈴虫、松虫は聞かれないが、夜気がもう十分涼しいのでこれら普通の虫の声だけで十分浄土に身を置いているような錯覚にとらわれる。
その浄土の中でいい句が授からないか、苦吟している時間は苦行とは感じないのである。

“苦行” への6件の返信

  1. 窓を開けて涼しさの中で聴く虫の声、いいですよねえ。私も毎晩気分よく聴いています。
    家の近くで鳴いているのはコオロギのようです。
    昼間はバッタのぴょんぴょん跳ぶのをみます。草と同じ緑色なので、跳ばないと存在がわかりません。
    良い季節になってきました。

    1. コオロギが一番ポピュラーですね。
      わりと大きくて実際に見てみるとびっくりします。
      青くて小さいバッタが草むらから飛び出してかわいいものです。

  2. 急に涼しくなり戸惑っています。
    お風呂の温度も一度上げました。このまま秋に向かうのでしょうか?

    草むらの虫の音も何やら入り混じって聞こえます。
    実は私、田舎育ちの癖に虫の種類、鳴き声あまり区別がつきません。
    蝉の種類もあやふやでした。

    1. 少し季節は先へ行き過ぎのようですので、また暑さはぶり返すのでしょうね。

      水やりなどすれば虫たちも慌てて飛び出したりするので、いろいろな虫がいることに気がつきます。ネットで虫の声も調べられるし便利なものですよ。

  3. 涼しくなりました。この所ずっと雨模様。少しでも雨が降ると蝉は全く鳴きません。でも虫は少々の雨ならけっこう鳴いてます。確実に虫の声の季節の到来です。

    1. 虫の声に混じってときおり車の音や行き交う人の声などが聞こえてきます。こういう音さえも涼しく感じるようになりました。秋ですねえ。

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