関西花の寺十八番

木漏れさす秋日の像の風化せる
石仏の径に木漏れる秋日かな
露けしや閼伽井の小屋のかたぶきて

今日、明日と台風の影響で雨だというので、昨日奈良市白毫寺に行ってきた。

白毫寺の石仏の路 秋日がやさしい

志貴皇子の別邸跡を寺としたと伝えられているが、はっきりとした確証は得られていない。
ただ、ここも鎌倉時代に叡尊が再建した真言律宗の寺の一つで、本尊の阿弥陀如来坐像をはじめ多くの重文の仏像があるほか、境内には多くの石仏が点在し、本堂奥の「石仏の路」といわれる径には癒やされる思いだ。
春日山の南、高円山の麓の小高いところにあり、西側によく開けているので奈良盆地が一望できる景勝地である。大社から新薬師寺、そして白毫寺へと続く道は山辺の道にもなっていて人気コースである。

花の寺としても知られ、関西花の寺二十五ヵ所の第十八番として春には天然記念物の「五色椿」と秋の萩が有名だ。
お寺自身のホームページはないようなので関西花の寺のサイトを紹介しておこう。詳しくは、WIKIのページのほうがよさそうであるが。

“関西花の寺十八番” への6件の返信

  1. 「 石仏の径に木漏れの秋日かな 」 いい句ですね。写真ともぴったりです。
    歩いたら気持ちがいいでしょうね。
    秋の爽やかさと木漏れの柔らかい温かさが句から感じられます。

  2. サイト見せてもらいました。いかにも古都奈良のお寺らしく素朴でいいですね。萩の道もよさそうですね。

    1. 季節になると写真にある石段の両側が赤や白の萩で覆われます。石段の横幅半分以上が萩で埋まってしまいます。

  3. 白毫寺山門前のハギの写真拝見しました。
    石段がハギに覆われて狭くなっていますね。
    山門の佇まいも素朴でハギに似合っています。

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