群生

大和川なぞへ粧ふ曼珠沙華

法面に目がいった。

曼珠沙華というのは多年草で、根茎がしっかりと根をおろすので固まって咲く習性がある。この一叢も俳句の題材になるのだが、今日目撃したのはそれこそ法面一面がびっしりと赤に彩られたもので、群生、群落といってもいいくらいである。
この程度の句しかできないのも情けないが、時間をかけて推敲してみる価値はありそうだった。

“群生” への4件の返信

  1. 曼珠沙華と言えば当地では郊外の知多半島、矢勝川添いの堤防が有名です。
    ここは新実南吉ゆかりの地で200万本の彼岸花が咲き誇るとか。

    毎年行きたいと思いつつ時期を逃しています。
    今年も行けそうになく秋色に染まったごんぎつねの里に思いを馳せるばかりです。

  2. 恥ずかしながら「ごんぎつね」の詳しい話も、作者・新実南吉も知らなかったのですが、ごんぎつね由来の彼岸花が有名なんですね。写真でみても広大な堤防の曼珠沙華はみごとです。この花は場所を選ぶというか、人工で育てるのは大変難しいと聞いています。
    関係者の努力も並々ならぬものがあるんだと思います。

    1. ありがとうございます。
      このネット句会は仲間内でも厳選で有名で、私も1年ぶりの入選のようで大変うれしく思っています。。
      鰯雲の句は取り合わせが多いのですが、季題そのものの動きをとらえて真っ向勝負したのが功を奏したのではないかと思っております。これも名月の夜に見事に照らされた雲から連想して生まれたものです。季題直視の大事さをあらためて再認識したしだいです。

skyblue へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.