実式部の本懐ならん鳥寄り来
俳人にとっての聖地の一つ「落柿舎」を訪れた。
源氏完読記念ツアー二日目の散策を終えてメンバーと別れ一足先に奈良へ帰ることとなったが、そこがちょうど落柿舎から5分とかからない場所だったので、時間は4時を回っていても迷わず立ち寄ることにした。
時期が時期だから二本ほどある柿の木のうち、一本の木はすでに実の一つも残っていないが、同じくすっかり葉を落としたもう一本にはまだまだ成熟した実が残っているのが遠目にも確認できて、すぐにあれが庵だと知れる。門をくぐると、この時間になると訪れる人もまばらで、ときおり次庵の庭からクリアな添水の音がよく聞こえてくる。
投句箱すへて間遠の添水かな
そのとき、突然目の前の梅の古木のまわりに何匹かのメジロがまるで涌くように集まってきては近くの白式部の実をついばむのだ。ほんの1メートルほど先の光景だっただけにびっくりしたのって何のって。こんな経験は初めてだ。花鳥風月を愛でる俳人ゆかりの庵には、こうして鳥たちだってすっかり警戒を解いてくれているのかもしれない。
メジロの群れをすぐ目の前に見られるなんてラッキー!!ですね。
近所ではつがいのメジロをたまに見かけるけど、群れを見ることはまずないね。
以前、伊豆の河津ザクラを見に行ったおり、偶然にもメジロの群れがサクラの木から木へと蜜を求めて移って行くのに出会ったことがあったけど、忘れられない光景でしたね。
カメラで撮ろうとしたけど、動きが速すぎて追いつけませんでした。
サクラのピンクとメジロの緑、目の周りの白のコントラストが印象的でした。
メジロが群れるのは珍しくはないですよ。以前にいた東京西郊でも決まった場所ですがよく見ることができました。一般住宅ではさすがに2,3羽程度ですが、川縁とか雑木林などでは群れが木を渡るように移っていきます。
落柿舎、よかったですね。私も先年訪れて感激しました。
実は鳥や獣に食べられるためにある。その通りです。
メジロの大群見れてよかったですね。写真もよく撮れています。
ちょっと理屈っぽい句になりましたが、自分としてはまあまあかなと思ってます。この2,3か月スランプ気味なので完読旅行を機に作句もがんばってみたいと思ってます。
落柿舎に行かれてよかったですね。
季節もちょうど良いように思いました。
私も以前一人で訪れましたが、ここはひとりが相応しいようです。
写真も見事です。(新しいカメラがいいのかな?)
たまたまとはいえ名前のとおりの季節に行けて最高です。投句箱に投げ込んでいるひともいましたよ。いい刺激になりました。