負けてない布袋葵

頤を引いて蓮実の飛ぶ構へ

本薬師寺跡の蓮花も終盤期。

すでに実を飛ばしたものもあるが、今たいていはその準備段階のようだ。
その準備というのが面白い。
蕚の重みを支えきれなくなったのだろうか、どの蕚も上から15センチくらいのところから俯ぶいている。しかもどれもこれも南を向いているのだ。
まるで顎を引いて実を太陽に向かって飛ばすかのような姿勢なのである。

ぎっしり蓮に埋め尽くされた間から、負けじと首を伸ばしているホテイアオイも逞しい。蓮に負けない高さだから、50センチくらいはあったろうか。

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