木の実降る径

石佛の御名をたどりて秋惜む

以前にも書いたことだが、白毫寺境内の奥には石仏の路と称する一画がある。

古い石佛が並ぶ径は山懐に続くので、この時期は木の実がしきりに斜面に降ってきてその転がる音が楽しめる。

露けしや御身欠けたる石不動

石佛の径は10メートルほど行くとすぐに尽きて、そこに不動明王さんが祀られている。
雷にでも打たれたのか、頭部の天辺部分が鋭角に欠けてちょっと可哀想。
御利益があるというので、寄らせてもらって頭を下げてみた。

“木の実降る径” への6件の返信

  1. 正しく実りの秋。雑木林の木々はそれぞれ色んな実をつけています。ポトポト落ちるのはドングリ系が多いのでしょうが他にも赤黒多種多様。そりゃあ花が咲けば実がなる。当たり前なんですけどね。

    高円山と言うから丸っこい山なんでしょうか。先般若草山へはドライブで行きましたが高円山からの眺めもよさそうですね。

    1. 菩提樹も小さな黒い実をぶら下げていました。初めて知ったのですが「菩提子」と言います。もちろん秋の季語です。

      高円山はハイキングというにはちょっときつい山道を登らねばならないようです。若草山ハイウェイからも行けるようです。
      名の由来はどこからなんでしょうね。こんもりとした山容にはちがいないですが。

  2. この場所、行ったことがありません。
    ぜひ行きたい場所の一つです。
    季節はやはり秋がいいのでしょうね。
    想像しているだけの風景もなかなか良いものです。

    1. 一段高いところにあるので眺めが素晴らしいですよ。
      生駒の右(北側)裾方面に見えるのが六甲だと知ったのは意外な感じでした。
      ここは、新薬師寺、入江泰吉写真館とセットでお越しください。春日大社、志賀直哉旧居経由でハイキングを楽しむ人が多いようです。

  3. 秋の実と言えば先日松阪農業公園のイングリッシュガーデンでオリーブの実が黒光りしていました。
    我が家もオリーブの木を2種類植えたわわに実るのを楽しみにしているのですが10年たっても一向に実をつけてくれません。

    1. オリーブは剪定が難しいらしく、なかなか実をつけるのは難しいみたいですね。

      松阪は本居宣長、肉くらいしか馴染みがありませんが、松阪農業公園など新しい企画もあって活性化に役だってるようですね。津の街がちょっと寂しい感じがする一方で。

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