二人して朝のうつつのちちろかな
朝方夢うつつのなかでコオロギの涼しい声を聞いた。
妻もまた同じ鳴き声を聞いたらしく、朝の最初の言葉が「鳴いてたね」。
夜、風呂に入っても涼しいコオロギの声が聞こえてきた。
こんな佳句がありました。
一心に鳴くこほろぎと一つ風呂 眞下喜太郞
昔の木桶の風呂を思い起こします。
芭蕉の親不知子不知の句「一家に遊女も寝たり萩と月」を思い浮かべますが、これを真似て、
一家に枕並べてちちろ聞く
昼はいつ終わるかと分からない熱波だが、夜は徐々に秋の色を見せ始めている。
「ちちろ」がコオロギとは知りませんでした。
そう言えば子どもの頃、五右衛門風呂に入っているといろんな虫が飛びこんだりしたのを思い出しました。
二晩続けて楽に過ごせました。
もう少しの辛抱のようですね。
二晩つづけてエアコンを早々と切りました。
朝は寒いほど。
今夜も涼しい夜だと言ってますね。
台風などあると蒸し暑い夜が再び戻るんでしょうが、順調に秋に向かっているようです。