忍者の風情

触れるものすべて絡めて烏瓜

そろそろ色づいてくる頃である。

表で堂々と咲くというより、夏の間雑草に紛れて街路樹やフェンスなどに蔓を絡ませるので、色づくまで気づかないことが多い。
葛ほど目立って茂らないことが特徴で、やすやすと進出を許してしまうようなところがある。まるで忍者みたいな草ともいえるだろうか。
真夏に咲く花も目立つものではなく、小さな泡のようで、まるで生き残る術を心得ているようなところがある。

烏が好む実ということでこの名がついたということであるが、その現場を見ることはなかなかない。

“忍者の風情” への5件の返信

  1. カラスウリと言えばあの鮮やかな朱色の実しか想像できません。
    蔓はもちろん花もなかなか気づきません。
    目立たない存在なんですね。

    1. 冬になって周りが枯れてはじめて気づくようなところがありますね。街の中でも、グリーンベルトの植栽などうまく身を隠しているのでなかなか気づきません。
      空き家みたいになった庭のフェンスに絡まっていたり。

  2. 烏瓜に忍者の風情ですか、なるほど。なかなか気づきませんからね。今は葉蔭に隠れて西瓜みたいな縞々模様です。色づくにはもうしばらくでしょうか。木通も目をつけてるのですがいつの間にか花が散って実ったところを見たことがありません。難しいんですかね。

    1. 木通は庭で上手に実を成らせているお宅をたまに見かけますね。
      受粉しにくい植物だそうです。雑草に紛れていると蔓をうまく伸ばせなかったりとか。
      昔はともかく今となっては味はもうひとつですが、あの独特な紫色が何ともいい味わいです。

  3. 先ほどのニュースで朱色になる前の烏瓜を初めてみました。
    本当、西瓜みたいに縞模様でした。

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