高原の赤とんぼ

シャッターに夢中になりて草虱

盆地を国ン中というのに対して、東側の山岳地域を東山中(さんちゅう)といいます。

今日はその東山中の桜井市笠地区の蕎麦畑の花が盛りだというので行ってきました。
近年になって高原地帯を切り開いて開墾した畑が広がっていて、その半ばほどを蕎麦が占めています。
いろいろ散策しましたが、なかなかいい句を授からないまま山を降りてきました。

家に着いてはじめて気づいたのですが、はやくも盗人萩が実を結んでそれをズボンの裾に持ち帰ってきてしまいました。
盆地ではまだ花盛りですが、400メートルほどと高度がちょっとあるせいか幾分早いようです。

葛の花も盛りを過ぎ、秋が一歩早く進んでいるようです。

蕎麦畑の赤とんぼ

赤とんぼはまだ里に降りる前らしく、目の前にさかんにとまってはポーズをとってくれました。

“高原の赤とんぼ” への4件の返信

  1. 赤とんぼ素敵に撮れましたね。
    今年はまだ一度も本物を見ません。

    蕎麦の花が見ごろですか。
    私も信州箕輪村の赤そば(高嶺ルビー)を見に行く予定で毎日咲き具合を調べています。
    今月中には見られそうですがお味は普通の蕎麦にはかなわないそうです。
    畑を真っ赤に染める鑑賞用の花でしょうね。

  2. 「国ン中」はどう読むのですか。「くにんなか」でしょうか。
    山中の人たちから見た言い方なんでしょうね。
    きれいな赤とんぼ。秋の色彩ですね。

    1. 普通は「国中」と書きますが、奈良盆地にかぎって「くんなか」と呼びますので、紛れがないよう「国ン中」と表記しました。
      奈良県は地形から、他に生駒・金剛山地の西山中、宇陀などの奥、そして吉野などの南山と計五地域からなります。
      山梨では「くんなか、くになか」は富士川流域を中心とする甲府盆地をさしているということです。

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